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南カリフォルニア在住も早20年超え。日々思う事をつづります。


by xbluskyx

小児科にて◆その1

先日、息子がらみで数年ぶりに小児科へ行きました。
健康がとりえの彼は、昔からあまり医者とは縁がありません。
わりと病弱だった私の子供の頃と大違い…。
が、息子は御年13歳、ティーンネイジャーに突入してしまいました。
小児科でいいのかなあ、という一抹の不安を覚えましたが、かかりつけの小児科の移転のお知らせには、確かにPediatrics and Adolescent Medicine とありました。
Adolescent とは、『青年期の』ってな意味です。

移転のみならず、他のクリニックと合体した為、また面倒な書類を記入しなければなりませんでした。
待合室にて書類と格闘(!?)していましたら、何やら明朗な日本語朗読が耳に入ります。
声の方をチラッと見ると、お子さんに日本語の絵本を聞かせているお母さんとハーフのお子さん。
微笑ましいな、と思っていたら、I don’t want to! という強い口調のお子さんの声が。
『?』と思いましたが、とにかく数ページはある書類を片付けなければいけませんので、そちらに気をとられている暇はありません。
書類もあと少し、の所で呼ばれましたので、中の個室にて待機。

その時息子に、『日本人がいたよね』と聞くと(彼はその親子のすぐ隣に座っていた)
『うん、男か女か、何人かもよく分からない子供連れてたよね。(←オイオイ、君だって何人かよく分からない顔してるクセに、よく言うよ…)お母さんが日本語の絵本読んでたけど、英語しかしゃべらない子供がすごく嫌がっていたよ。でも無理やり聞かせていた』
日本語拒否のお子さんでしたか。
幸いうちは問題なく日本語を吸収してくれましたので、母=日本語で話す、という構造がしっかりと頭の中にあるようです。日本語じゃちょっと分かりにくいかな、という時に英語にすると、『なんで英語にするの』と言われてしまいます。

ところがそれ程強くバイリンガル教育に力を入れていなかった為、息子は日本語を話すのと理解するのはOKですが、読み書きはひらがな・カタカナ止まり。
日本の小学校で体験入学もほぼ毎年させて頂いていたのですが、漢字にはあまりパッションを感じなかったようで…。ま、大きくなってからやる気が出た時でもいいかな、というお気楽な私は、この件ではよく(日本の)実家から文句を言われてしまいます。

でも私の最大の恐れは、先出の親子のようなパターン(日本語を嫌がる子供)だったので、日本語嫌いになってほしくなかったわけです。
だって、自分の子供と母国語で話せないなんて、最悪じゃないですか。
英語取得に貪欲だった渡米したての頃ならともかく、今ではむしろ思い切り日本語を話したい気分の私。ペットにも日本語で話しかけている有様です。
お陰でパフ之助も多分、日英バイリンガルの筈…。(笑)
小児科にて◆その1_d0131460_1575710.jpg
年と共に日本がらみの物が恋しくなるんですよ。

その2に続く…

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by xbluskyx | 2007-12-20 15:25 | つぶやき